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2005.09.23

【雑談】知識は人生を豊かにする

自分が闘病記を書いているのもあって、googleで「闘病記」をキーワードにして検索をかけることが時々ある。先日もたまたま「闘病記」などを入力して検索していたところ、あるネット上民芸店のサイト(【栗田民芸店】)が目に留まった。【闘病記】……って犬の闘病記じゃん。その犬の名前はチビ。

だがよく読んでみると肝心の闘病記録が無い。説明によれば、編集のミスでデータを無くしてしまったとのこと。チビは看護の甲斐なく亡くなってしまい、闘病記録も喪失し、二重の悲しさに打ちひしがれているという話だった。ページの中央には「誰か記録している人がいたら連絡して欲しい」という文字が。もし実声で表現できるのなら、喉も張り裂けんばかりに叫び、一人でも多くの人に助けを求め、可能性にかけてみたい、そんな気持ちすら伝わってきた。

日付は約二年前。ということは、その間ずっと訴えかけてきたが誰も応えることはできなかったようだ。サイトを閲覧することはあっても、それを記録している人は滅多に無く、ましてやこういう訴えに応えられる人などまずいない。自分のサイト閲覧の傾向を思い返してみれば誰でもうなづけるはずだ。

ましてや自分は、このサイトは初めて覗いたわけであり、二年前にアクセスしているはずがない。

だが、自分はチビの記録について、解決できるかもしれない手段を知識として知っていた。

そう。米国のNPO団体が運営している【Internet Archiveプログラム】だ。

ここならあるいは。早速、該当するURLを入力して検索。幸いにも何年か分のデータが保存されていた。少しずつさかのぼり、「編集ミスで失った」直前のページを探し出す。案の定、二年ほど前の、削除直前のデータを見つけることができた。写真が一部欠損していたが、テキストはすべて残っている。これなら大丈夫だろう。URLをコピーし、さらに念のためページを保存。

さて、どうしようか。二年間も放置されていたのだから、あるいはすでに誰かが同じようなことをしてサイト管理側に教え、問題は解決しているかもしれない。もしかするとすでに興味を失っているかもしれない。そんな思いが頭をよぎる。

だが。

山ほどのサイトが存在する昨今において、たまたま検索にかかり、このページがたまたまInternet Archiveの存在を知っている自分の目に留まり、たまたま「Internet Archiveでデータを復元できるかもしれない」と気がつき、たまたま必要となるデータが残っていた。これはとてつもない奇跡ではないのだろうか。

面倒だ、余計なお世話だと思われるかもしれないが、こんな奇跡がありうるのだから、もしかしたらしかるべくしての結果なのかもしれない。恐らくは多くの人から笑われるだろうが、チビがそうさせてくれたのかもしれない。そんなことすら思うようになり、とりあえず管理サイト側に状況説明と復元先などの情報をメールした。

数日後、チビのサイトを見てみると、Internet Archiveで保全されていたデータを元に、チビの闘病記は見事復元されていた。写真もどうにかなったようだ。自分のした事が無駄にならなかったようで、本当によかった。

前後して民芸店のサイト管理人からお礼のメールが届いた。2年越しにデータが戻ってきたことで、チビが戻ってきたような思いができたそうな。

「知識は人生を豊かにする」という言葉がある。今回の件であらためてその言葉を実感できた気がする。

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コメント

( _ひ)ええ話や

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